鮭の生態と呼び名、料理について
秋が旬の魚といえば秋刀魚、でも鮭も旬の魚の一つ。刺身で食べても、焼いても、鍋にしても色々な料理方法に使うことができる魚ですね。そんな鮭についての生態から呼び名について、美味しい料理についてまとめてみました。
http://www.geocities.jp/natural_fishing_environment/hokkaido09-3.html
鮭には秋鮭、紅鮭、時鮭、サーモンとたくさんの呼び名の違いがあり、日本の鮭は白鮭というものである。
http://食材と歴史.net/fish/salmon/post-9
日本近海の鮭の圧倒的多数は孵化場産白鮭が占めているが、稚魚の放流が行われず、自然産卵のみのサイクルが維持されている河川もいくつか存在する。
https://www.omoidenotsuri.com/trout/japanese-salmon
日本での鮭の遡上は高緯度地域ほど早く10月から12月で、北海道・東北地方の川が主であるが、本州中部から浮上する西部の日本海側や関東地方の川にも遡上し産卵する。
http://www.doubutsu-no-kuni.net/?p=7890
鮭は水温8℃で60日程度かかって孵化、50日程度で腹部の卵嚢の栄養分を吸収し終わると、浮上する時は体長5cm程度でプランクトンを食べ始める。
http://kanifilm.com/sirozake.html
鮭は浮上後から海水耐性が発達しており、3月から4月頃に日中に群れで移動し、降海する。
https://tsurihyakka.yamaria.com/fish/%E3%82%B5%E3%82%B1
鮭の河川生活期の餌はえり好みをせず、口に入る大きさのカゲロウ、トビケラなどの水棲生物を食べる。
http://salmon.fra.affrc.go.jp/event/column01/column01.htm
鮭の海洋生活期の餌は、稚魚期には主にウミノミ類、カイアシ類、オキアミ類を、成長するとホッケ類、イワシ類、他の鮭科魚類の稚魚を食べる。
http://www.hokkaidolikers.com/articles/1657
鮭は成長しても夏はプランクトン、秋はイワシ類と季節で食べ物が変化していると調査報告がある。
http://hnf.fra.affrc.go.jp/new_topics/2013(h25)/140128.html
1年~6年の海洋生活で成熟した鮭の個体は、母川に向けて回帰し、産卵活動をスタートする。
https://ameblo.jp/yamame50up/entry-11941715997.html
産卵期のメス鮭の全長は平均で70~80cmだが、大きい個体では90cmを超えることもある。
http://tokyo-angler.com/700index/73index/73index.html
成熟速度が著しく高く、海洋回遊2年で母川へ回帰するオス成魚の体長はメスに比べ、50cmに満たない。
http://shibetsusalmon.blogspot.jp/2014/09/
鮭の親魚は川を遡上している間は餌を食べないそう。何も食べないで遡上するなんてすごい。
http://sdknz610.exblog.jp/tags/%E5%88%A9%E6%A0%B9%E5%A4%A7%E5%A0%B0/
産卵、放精後の鮭の親魚は1ヶ月以上生きて産卵系を守るメスの個体もあるが、大半は数日以内に寿命が尽きて死んでしまう。
http://www.hokkaidolikers.com/articles/1657
遡上を終えて産卵場所に着いたオス鮭はメス鮭をめぐって壮絶なバトルをする。バトルは数時間に及ぶことも。
http://www.hokkaidolikers.com/articles/1657
メス鮭は尾びれを使って砂利を掘り、直径1mほどの産卵床を作る。オス鮭は手伝うこともなく見張り役。
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%B5%E3%82%B1%EF%BC%88%E9%AE%AD%E5%85%90%EF%BC%89
鮭児という魚。知床から網走付近で11月上旬、中旬に漁獲される脂がのった若い鮭のこと。
https://www.siretoko.com/infokeiji.htm
通常の鮭との区別は、腹を開けて胃袋の下側についている幽門垂の数を調べ、220個程度あれば鮭児である場合が多い。
http://www.kitanogurume.com/item/5925.html
鮭児の漁獲量は普通の鮭1万匹に対して1~2匹程度しかない。そのため幻の鮭と呼ばれている。
http://mynet.fc2web.com/gourmet_momo/grm0120001.html
鮭児の身は脂がかなりのっていて美味しいため、高級食材として珍重されて、トロを越える美味しさだといわれる。
https://www.bob-an.com/column/fish/201310
鮭は程よく脂がのった癖のない身で、加熱すると独特の食感があらわれる。寿司や刺身で食べられてるのは、寄生虫がつかないように育てた外国産、生食用のサーモン。
https://ameblo.jp/koya-infoview/entry-11781637390.html
鮭を使った料理の一つに、鮭の心臓を焼いた料理「どんぴこ」という食べ物がある。三陸沿岸で昔から食べられているそう。
http://selectshop.ringbell.co.jp/index.php/module/ShohinShosai/action/ShohinShosai/shohin/52106/
石狩地方発祥で北海道の郷土料理、石狩鍋。もとは地元の漁師たちが鮭のぶつ切りやアラを野菜とともに味噌汁の中に入れて食べていたまかないがルーツ。
http://www.tokachigawa.net/blog/tokachinabe/
鮭が入った石狩鍋の具材に豚肉を入れた十勝鍋。スープに牛乳を合わせて、隠し味にはバターをひとかけらという乳製品との合わせ技がオススメ。
https://www.toshiba-lifestyle.co.jp/living/recipe/hp_04.htm
三平汁。昆布で出汁をとり、鮭、鰊、鱈、ホッケなどの魚の塩引き、または糠漬けを大根、人参などの根菜類やじゃがいもと一緒に煮た塩汁。
http://fanblogs.jp/pointkasegitai/archive/339/0
ちゃんちゃん焼き。バターを引いた鉄板に鮭の身を並べ、周りにキャベツ、ネギ、もやしなどを配して焼き、甘塩辛い白味噌を塗って食べるもの。
http://www.kitanogurume.com/item/chinmi_1.html
女奮。オスの鮭の中骨に沿ってついている腎臓を使って作る塩辛。北海道の料理店では珍味の酒肴として扱われている。
http://local-specialties.com/pref/hokkaido/
氷頭なます。生の鮭の頭部を薄切りにし、塩をして酢で洗い、さらに酢につけてしばらく置いた後、粗めに切った大根、酢、砂糖、塩を合わせた調味料で和えたもの。
https://www.uoya.co.jp/uoyasake/F12-S14.html
北海道から東北地方で、冬に作られ保存食として食べられる郷土料理。発祥は北陸地方とされる。鮭の飯寿司もある。
鮭冬葉。秋鮭を皮付きのまま細く切り海水で洗い、潮風に当てて干したもの。もともとは北海道や千島列島に居住していたアイヌ民族の保存食のひとつ。
http://giftstotheearth.com/?p=37465
焼いた鮭を秋田県では「ぼだっこ」と呼び、おにぎりの中に入れたり、ご飯と一緒に食べたりする。
http://ymall.jp/store/seafoodhonpo/081028-02/
イクラは鮭の魚卵のこと。筋子の卵巣膜を取り除き、産卵前の熟した卵を一粒ずつに分けたもの。バラ子とも呼ばれる。